電気配線、給排水、換気口について
電気工事
ログハウスの中で電気を利用するには主に下記の方法があります。
①母屋からの分配
②電柱からの引き込み
③発電機やポータブル電源の利用(工事不要)
①母屋からの分配
近くに母屋がある場合、電気を分配して持ってくる事ができます。
配電盤の空き状況や外付けコンセントの位置など見ながら判断し、配線工事を行います。
配線距離が長い時は中継ポールを使用したり、地中に配管を埋めたりする方法もあります。
ログハウスの中にエアコンを設置する場合、分電盤から2回路持ってくる必要があり
空き状況や契約アンペアの確認が必要です。
②電柱からの引き込み
母屋など分配できるものがない場合、直接電柱から引き込みます。
電力会社に申請し、新規契約を結ぶことになり幹線系統工事・分電盤工事が必要です。
電柱からの引き込み工事と配線工事の日程調節が必要になるので少し時間がかかります。
引き込み位置やメーター機、配電盤の配置など露出になる部分は、建築場所や間取りに合わせて調節出来ます。
③発電機やポータブル電源を使う(工事不要)
・ポータブル発電機
ガソリンやLPガスを使用して電気を作ります。
大きな音と排気ガスがでるため屋内では使用できません。
屋根のあるデッキ部などで使用し、屋内に電気を灯すにはコンセント付き照明を接続します。
出力が大きく、複数の家電製品に使用することが可能です。
頻繁に使用しないログハウスや、作業部屋などにおすすめです。
・ポータブル電源
太陽光と蓄電池を使って電気を貯めて置き、必要時に電気を使用できます。
大きいモバイルバッテリーのような感覚で、屋内でも使用可能です。
出力が小さいため、複数家電を使用するのには向いていません。
騒音もなく、手軽に使いやすいです。
〈ログハウス内の配線について〉
70㎜以上のログハウスはログ壁の中にダボ穴が開いているため、配線を中に隠せます。
天井を伝うものや横方向の配線は、壁の中に入れることができないため、なるべく隠して配線します。
照明に関しては、ログの梁に溝があるので画像のように収めることが可能です。
給排水工事
建築場所で上下水道が使用できるかにもよりますが
ユニットバスやキッチン、トイレを入れる場合は給排水工事が必要です。
工事のタイミング
設備の間取りが壁付けでない場合は、床下からの施工になるので
ログ壁の組み上げ途中で工事依頼します。
壁付けの間取りの場合は、横から施工出来るのでログが組み終わってからで大丈夫です。
後からログに穴を開けて工事ができます。
どちらもログに穴を開けるのは工事会社が行います。
上下水道の使用が難しい場合、浄化槽の設置などの方法もあります。
換気口
トイレやキッチンを入れる場合は、換気口が必要です。
ログを全て組み終わってから、換気口を作りたい場所に穴を開けて施工します。
隙間はコーキングで塞いでください。
エアコン設置
エアコンを入れる場合も、後付けでOK。
室外機はログハウスを建てた時に余る木材や、画像のような物で目隠しすると
より一層ログハウスの魅力を引き立てます。
簡単にですがログハウスの電気・給排水工事・換気口についてご紹介しました。
セルフビルドを楽しみつつ、専門的な部分は工事会社に依頼して
快適なログライフをお楽しみください✨
お見積りは無料ですのでご相談、心よりお待ちしております!